子どもの矯正治療
欧米では、親は子どもの誕生と同時に将来の矯正治療のための積み立てを始める言われるほど普及し、矯正治療は歯ならびが悪ければ、当然受けるべきものと考えられています。
矯正治療は、歯ならびをなおし、見た目をよくするためだけの治療ではなく、上下の歯のかみ合わせをよくする治療です。
歯ならびやかみ合わせが悪いと、次のような、弊害がおきやすくなります。
♦虫歯や歯周病になりやすい
♦正しい発音がしにくい
♦よく咬めない(胃腸障害になりやすい)
♦顎の成長を妨げる
♦顎関節症になりやすい
♦姿勢が悪くなる
このように、からだ全体の発育や健康に影響します。
治療に関しては、子供は大人とは違い、成長発育段階にあるため、骨の成長を利用した治療を行えます。また、骨代謝が旺盛なため、歯の移動にも適しています。
こうした治療に最適な時期を逃すとそれだけ治療方法も限定されますので、大人になる前に治療を受けられることをお勧めします。
ただし、一人一人治療開始のタイミングは異なりますので、一度矯正医にご相談ください。
同時に、矯正治療は心の健康にとっても重要だと考えます。この時期は、性格形成のなされる大切な時期でもあります。
外見的なコンプレックスにより内気な性格にならないとも限りません。
こうしたハンディキャップは、少しでも早い時期に取り除いてあげるべきものだと思います。
一般に小学生くらいまでは、歯に関心はほとんどないといってもよいでしょう。
そのため、自分から進んで治療を希望する子供は稀ですから、保護者がお子様の将来を考えてあげての判断になると思います。
美しい口もと・笑顔は、一生涯の財産です。
その意味で、矯正治療は一生涯残るお子さまへのすてきな贈り物といえるのではないでしょうか。
いずれにしましても、治療についてもっと詳しく知りたい、あるいは、悩んでいらっしゃる方は、お気軽にご相談においで下さい。
納得のゆくご説明をします。